古代インドの数学と黄金比

数字と宇宙

1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
21+13=34
21+34=55

1番目の数に2番目の数を足すと3番目の数になる。
2番目の数に3番目の数を足すと4番目の数になる。
現代においてもアートの世界でよく使われる黄金比も、2,3,5,8,13,21,34,55

11世紀頃、インドの北西部のジャイナ教の僧侶であり、詩人であり、学者であったへ―マチャンドラさんが発見したと言われています。この方は、「カリ・ユガの全知者」という意味の称号を与えられていたそうです。なんとも凄いですね。
インドでは6~8素晴らしい世紀頃には既にこの数列が既に発見されていたという見方もあるそうですが、兎に角、素晴らしい頭脳の方々いらしたことがわかります。

私は、占星術を学ぶ前、数というと、学校で習った算数、数学しか思い浮かべることは出来ませんでした。
数が、宇宙の神秘であることを知って、古代インドの聖人たちは、韻文に取り入れてリズムに乗って、暗唱されていたのでしょうか。体と脳にインプットするインド式学びの方法は、仏教のお経の源のような気がします。

これは、声に出すことで、自分の声を聴き、音を体内隅々に響き渡らせ、そして、向かい合う師と弟子はお互いの声を聞き、その和音の振動を、感じていたのではないかと想像します。
身体にずっと振動を響かせることは、筋肉、骨、内臓、血流、細胞に程よい刺激があり、生命エネルギーも高まりそうです。ボディワークでも、命あるものは振動していると言われています。

前述の数列の法則は、やがて西洋に伝わって「フィボナッチの数列」として広まりまることになります。

V Shivapriya & BR Somashekar Jois | Konnakol Duet | MadRasana Unplugged
こちらはYoutubeリンクです。
打楽器の音節を声で演奏する動画です。師から弟子へと伝承されてきた、緻密な古代からのインドのリズムは、数学的な美しさがあると言われています。このリズムを刻み続けるのに、どれ程の訓練がなされたのかと、ため息が出ます。よろしければ、ぜひご覧ください。
1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
21+13=34
21+34=55










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